納豆の主な栄養とは~種類とその特長・効能
納豆の栄養や効能・効果をみるにあたって、まず納豆が主にどのような栄養素を含んだ食品なのかを、チェックしておきましょう。
納豆は、大豆を納豆菌によって発酵させた食品なので、必須アミノ酸を含んだ良質なたんぱく質などの大豆の栄養素をほぼ受けついでいます。
ただし大豆はそのままでは消化しにくいため、体内ではたんぱく質の6~7割ほどしか吸収されません。
しかし発酵して納豆になることによって消化性が向上し、含有するビタミンやミネラルも増加するのみならず、たんぱく質の消化吸収率も9割以上にアップするのです。
また納豆には、便通をよくして腸内環境を整える不溶性の食物繊維も、豊富に含まれています。
「ビタミンB1」「ビタミンB12」に加え、一パック食べるだけで一日の成人所与量をほぼまかなえる「ビタミンB2」、老廃物を排出し老化防止に有用とされる「ビタミンE」も含んでいます。
さらには、カルシウムが溶け出すのを防ぐはたらきがあり、骨粗鬆症の予防に有効な「イソフラポン」、血管内の不要物を除去し血液中の悪玉コレステロールを減らすはたらきを持つ「サポニン」、記憶力を高めるはたらきがあるといわれる「レシチン」などの栄養素も含んでいます。
その他にも、納豆の持つ代表的な栄養素として、倉敷芸術科学大学教授の須見医学博士によって発見された、強力な血栓融解作用を持つ酵素「ナットウキナーゼ」、そして骨粗鬆症の予防にすぐれた効果を持つとされる「ビタミンK2」などがありますが、これらはコラムをあらためてご説明します。
ただし完全食品に近いとされる納豆にも含まれていない栄養素があり、それは「ビタミンA」と「ビタミンC」です。
ビタミンCを含む長ネギを刻んで納豆に入れると、栄養バランスも補われ相乗効果が期待できます。
ほかの主な栄養成分については、さまざまな栄養成分がもたらす、健康維持効果もあわせてお読みください。