ナットウキナーゼの「血栓を溶かす」作用とは
「ナットウキナーゼ」とは何か、その効能・効果 からの続きです。
血栓融解作用をもつナットウキナーゼを多く含む「納豆」ですが、実は医療用の薬としては、患者の血栓を溶かす作用がある「ウロキナーゼ」という物質があります。
このウロキナーゼという薬、医療の現場では、金額換算で数十万円になる分量が治療において投与されることもありますが、それと同程度の効果を得るために必要なナットウキナーゼの分量はなんと、納豆100g程度で済むそうです。
ということは、ふだん何気なく食べている納豆の1~2パックが、高額な薬に相当するほどの価値を秘めているという見方もできそうですね。
ただしナットウキナーゼの血栓融解作用は、あくまで一定の条件のもとで行われた臨床試験で導き出されたものであり、人を対象としたときの有効性について確定的な効果を示したデータは、現時点ではまだ有りません(「健康食品」の安全性・有効性情報内ナットウ(ナットウ菌)ご参照)。
しかし、ナットウキナーゼという酵素が血栓を溶かす作用を有していることはまぎれもない事実であり、今後ヒトに応用した場合の研究が進むにつれて、この日本オリジナルの健康食品の存在感がますます高まってくることでしょう。
すでにナットウキナーゼのサプリメントは世にいくつも出回っていることもあり、必ずしも納豆そのものを毎日食べる必要はないと、あるいはお思いかもしれません。
ただし納豆には、ナットウキナーゼ以外にも、納豆の主な栄養とは~種類とその特長・効能 で述べたような様々なすぐれた栄養素が、バランスよく併せ含まれています。
納豆には、一食わずか100円前後のコストで「食物を通じたバランスのよい栄養摂取」が気軽に実現できるという、サプリメントや他の食品になかなか見出し難いメリットがあるので、ぜひともそれを活かしていきたいものです。
次のコラムビタミンK2も豊富、骨粗鬆症の予防に納豆を では納豆の含むもうひとつのすぐれた栄養素「ビタミンk2」について、ご説明します。